
ショアからのお手軽な釣りと違って、カヤックフィッシングは何かと装備も多い。。。
いわば「大人の趣味」で、お金の問題は避けては通れません。
「面白そうだけど、結局いくらかかるのよ??」
私は40歳で自分のお小遣いの範囲で始めましたが、何か大きい買い物をする時には奥さまからの了解が必要な方も多いかと思います。
もしかしたら、プレゼン大会が必要かも??(笑)
カヤックフィッシングをやってみるだけなら最低減の装備でも体験はできます。
が、残念ながら、安全に楽しむためには装備一式が必要になります。
今回は、3年間かカヤックフィッシングをやってみて、必要だと考える装備一式、現実的な予算をご紹介します。
人生は一度きり、迷われている方は是非ご検討ください。

釣り人たるもの、次から次へと新しいギアを試したくなっちゃいますけどね~(笑)
【結論】現実的な初期投資は総額50万円~60万円
最初にズバリ総額をお示しします。
カヤック本体の価格によりかなりバラツキが出てしまいますが、安心の国産カヤックで見積もりしました。
手漕ぎカヤックはバイキングカヤックのオールラウンドモデル「忍」になります。
2026.1現在で、本体12.5万円+送料2万円ほどでWebから購入できます。
日本人の体形に合わせた専用設計で、パーツ自体が少ないですが、交換パーツの購入も可能です。
足漕ぎカヤックはホライゾンウォーカーの「シーラス」です。
2026.1現在で本体24万円+送料3万円ほどでWebから購入できます。
足漕ぎユニットが機械モノなので、破損パーツの取り寄せも可能な国産っていうのが強み!

足漕ぎカヤックは100万近いモデルもあるので、↑を見たらキリがありません。。。
主な装備品の一覧になります。
| パターン1 手漕ぎカヤック | パターン2 足漕ぎカヤック | |
| カヤック本体+送料 | 忍:15.5万円 | シーラス:27万円 |
| フラッグ | ー | 0.5万円 |
| パドル | 4.5万円 | 1万円 |
| PFD(ライフジャケット) | 2.5万円 | 2.5万円 |
| GSP付き魚探 | 5万円 | 5万円 |
| 車載用品 | 4.5万円 | 4.5万円 |
| カヤックシート | 0.5万円 | ー |
| カヤックカート | 1.5万円 | 1.5万円 |
| 艤装用品 | 0.5万円 | 1万円 |
| アンカー、落下防止 | 1万円 | 1万円 |
| 収納小物 | 1万円 | 1万円 |
| タックル(2セット) | 9万円 | 9万円 |
| クーラーボックス | 1.5万円 | 2万円 |
| 釣り小物類 | 1万円 | 1万円 |
| ウェア類 | 1万円 | 1万円 |
| 合計 | 49万円 | 58万円 |
次からは、具体的にどんな装備が必要か、どんな装備が快適か、考え方なんかを説明します。
カヤック本体:手漕ぎカヤックがおすすめ

カヤックフィッシングの初期投資を語るうえで、まず真っ先にくるのは
『手漕ぎカヤック』or『足漕ぎカヤック』どっちがおすすめ?だと思います。
40歳の私のおすすめは軽量かつ初期投資の安い『手漕ぎカヤック』になります。
メリット・デメリットについては、どちらも一長一短がありますので、向いているのははこんな人です。
- 釣りだけではなく、カヤックの操作やパドリングも楽しみたい
- 重量物の積載や運搬に不安がある
- 低予算から始めたい
- とにかく体力的に楽に、快適に釣りをした
- 色々なギアや艤装・工作を楽しみたい
- 趣味にお金を使いたい
- 多少重くても、車載や運搬には自信がある
カヤックの操船でいえば、手漕ぎカヤックは腕だけでなく、胸・背中・腰・下半身も使う全身運動、足漕ぎカヤックは下半身のみの運動になります。
移動の疲労感で言えば、下半身をメインで使う足漕ぎカヤックの方が若干楽です。
操船のしやすさは、手漕ぎカヤックの方が圧倒的に小回りが利きます。
特に回転性でいえば手漕ぎカヤックの方が圧倒的に高いため、ボートの引き波の対応力が高いのは手漕ぎカヤックになります。
カヤック操船については、パドリングスキルにとても依存しますので、釣り以外の操船スキルUPも楽しめるのが手漕ぎカヤックになります。
釣りのしやすさは、足漕ぎカヤックが有利です。
海用のフィッシングカヤックの安定感はどちらも高いレベルで、その点では有利・不利はありません。
足漕ぎカヤックのメリットは、移動中にルアーチェンジができたり、風上に向かって漕いでホバリングしながらピンポイントに落とす釣りができます。
手漕ぎカヤックは風でカヤックが回された時の調整が得意ですが、基本はドテラ流しの釣りになります。
カヤックは風に流されやすい乗り物になりますので、釣りがしやすいのは足漕ぎになります。
重量面で言えば、カヤックの素材にもよりますが、手漕ぎカヤックが圧倒的に軽量です。
今回紹介した忍:23kgに対し、シーラス:36kgと本体だけで1.5倍くらいの重量になります。
シーラスはこれに加えて、ドライブとシートが付きますので、総重量としては中々の重さ。。。

釣り以外の楽しみとしては、手漕ぎカヤックはパドリング、足漕ぎカヤックは艤装かな~
パドル:手漕ぎならカーボン、足漕ぎなら何でもOK

カヤック本体に続いて、パドルが必要です。
ちなみに、写真の私のパドルはスウィングスターのスーパーソニックというモデルです。
手漕ぎカヤックではメインの動力として、足漕ぎカヤックでも離着岸時のサブ動力として、どちらカヤックでも必要になります。
パドルのシャフト素材としては、大まかに3つ。
軽い順に①カーボン<②グラス<③アルミになり、軽いほど値段もあがります。
カーボンだと4万円~というのが相場です。
手漕ぎカヤックの方はパドリングしている時間が長いため、やはり軽量なカーボン製がおすすめです。
パドルを作っている方から言わせると、『パドルというものは、普通カーボンで出来ているモノ』だそうです。
一方で、足漕ぎカヤックの方はパドルは予備動力でほとんど使わないので、なんでもOKです。
足漕ぎのドライブは機械モノで壊れる可能性があることを考えれば、いざという時に帰ってこれる練習はマスト。
初心者のうちからそんな高いパドル必要なのか?という方もいます。
私も最初はそう思ってました。。。
カヤックフィッシングを始めるにあたり、カヤックスクールに通っていたのですが、そこでカーボンパドルを使わせてもらいました。
私も最初はグラスパドルを使っていたのですが、軽くて剛性感が高く、水の反発力を感じられるカーボンパドルは、一回使ったら手放せません。
何だかんだ、カヤックスクールで使ったパドルを購入することになった経験からすると、最初からカーボンパドルを買っておけば良かったなと思います。

このパドルは、漕ぎ心地が軽くて疲労感が全然違いますよ
PFD(ライフジャケット):カヤックフィッシング専用がおすすめ

私が使ってるのはモンベルのアングラー(旧モデル)です。
おすすめのPDF(ライフジャケット)は肩回りが大きく空いていて、背中部分がメッシュになっているタイプです。
というのも、フィッシングカヤックは背もたれのあるシートを付けるのが一般的なため、特に夏場は背中が蒸れます。
また、背もたれと干渉するため、背中がメッシュ素材になっていて薄く通気性の高いタイプがおすすめです。
「カヤックフィッシング」とキーワードを打ち込みしてライフジャケットを検索すると、大体はこのタイプが出てくる。
それなりの値段のちゃんとしたカヤック用のPFDであれば、レジャー規格の適合品になっています。
カヤックフィッシングをする上では、落水時の再乗艇も楽なので、特に桜マークは不要です。
(というか、桜マークのカヤック用PFDを見たことがない)
船釣りの時には大人しく別の桜マークの規格品を着けましょう(笑)
魚探:安全装備としてGPS付きがマスト

写真は私が使っているホンデックスのPS-611CNⅡというGPS機能が付いたエントリークラスの魚探です。
海の上で、水深も地質もわからず、ベイトが居るのかすら分からない海に釣り糸を垂らす。。。
目に見える地形変化や潮目を攻めるから大丈夫。。。
そんな稀有な方もいるかもしれませんが、普通は確率を上げたくて、わざわざカヤックで漕ぎ出しますよね。
基本的な機能として水深・底質・ベイトの有無・フィッシュイーターの有無が分かります。
GSP機能として、出艇場所からの距離や移動する(風や潮に流される)速度や方向、潮汐グラフが表示されます。
カヤックフィッシングをする上で、最も大切な機能は移動速度です。
カヤックは風や潮の流れにものすごおい弱い性質の乗り物です。
風が吹いたり潮の早いポイントではカヤックは2km/h以上の速さで流されていきます。
手漕ぎカヤックでおススメする忍での平水時の速度は5.5km/hくらいです。
パドリング初心者で平均4km/h~上級者でも6km/hくらいが良いところかと思います。
向かい風で水面が波立っているコンディションで、全力で2km/h台に落ちることもザラです。
つまり、今自分がどんな速度でどこに向かって流されているのかを知ることは、安全上もマストです。
こういった経緯から、魚釣りのためというよりは、安全ツールとしてGSP魚探をおすすめ(必須)しています。

エントリーモデルでも、写真のとおり魚はばっちり映るよ!
車載用品:車種ごとに適合品を要確認

バイキングカヤックの忍をフォレスターに車載した写真になります。
分割式など、ハイエースのようなバンの中に収納できるカヤックもありますが、普通はルーフキャリアに車載します。
車載のために最低限必要なのは横方向のバーと車へ固定するベースパーツ2セットになります。
私はinno(イノー)のスクエアベースにしていますが、風切り音がどうしても出ます。
気になる方は、値段は上がりますが、エアロベースという静音タイプもあります。(高い。。。)
私はあまり腕力に自信がある方ではないので、オプションパーツとしてカヤック用のアシストバーを着けています。
また、走行中にズレてほしくないのでカヤック用のパッドでがっちりと固定しています。
落下しなければ何も問題ない一方で、万一落としたら、とんでもない過失になります。
安いものでもないので、この辺はお好みになりますが、見積もりに入れてみました。
まとめ
まだまだ見積もり内容を紹介しきれてないのですが、長くなりそうなのでいったんここで切ります(笑)
カヤックフィッシングの初期投資としては50万円~60万円が必要で、とりあえず一式揃わないと何も始めることができないとお伝えしました。
自分で記事にしといて何ですが、なかなかの金額です。。。
これに加えて各種ルアー・ライン等の消耗品・ガソリン代と足していくと、かなりお金がかかる趣味というのは間違いないです。
そのうえ、パドルスキルの習得や運搬・移動といった体力的な面、自己管理・安全管理といった面からもハードルの高い趣味ではあります。
私の住む仙台近郊の遊漁船だと、2026年1月現在、1釣行1.2万円~といったところが多いでしょうか。
タックル等を新調する分を引いたとして、30回も行けばペイできたりします。
ちなみに、私は2年で40釣行ほどしましたので、元は取れました。
ただ、言いたいことはコスパとかタイパとかそんなことではありません。
カヤックフィッシングを始める人は、何より海の上で一人釣りに没頭するプライスレスな体験にお金を払える人なんだと思います。
人生一度キリ。
釣りが好き、まだまだ健康・元気。
そんな人は、覚悟を決めてこの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか!

家族の理解、お財布との相談は必要ですが


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